自分で作ろうギタースピーカーキャビネット!
世界で1つ、オンリーワンの
ギターサウンドづくり~^^
なぜギタースピーカーキャビネットなのか?
理由は、リットーミュージックの記事を
見てくださいね。
http://www.digimart.net/spcl/drd/speaker_cabinet/
エレキギターの音は50%がキャビネットで決まる!
アンプが40%、ギター10%
そんな気がしておりましたが・・・やっぱり
偉いお方も同じ考えの様ですね!
私の音作りのこだわりは
お金をかけずに良い音づくり”
まあ~お金が無いだけなんですが・・・^^:
今のお気に入りのセッテングは
ギター→pod→キャビネット
ギターやギターアンプは、凝りだすと
限りなくお金が掛かります
pod=ギターアンプシュミレーターは安くて優秀
いい音を作ってくれます
こんなの昔は無かったですから・・・
良い時代になりました
そして、お金がかからない
でも、もっと良い音にしたい!!
そこで、ある疑問が湧いてきました・・・
”スピーカーを本物と同じにしたらどうなるのか?”
やってみよう
正解&正解
ワオ!いっきに本物の音
スピーカーなら安く購入できるし・・・
マーシャル系の音ならセレッションvintage30
フェンダー系の音ならジャンセンp12
気持ちいいですね!
スピーカーで音は大きく変わる・・・実感です^^
またまた、さらなる欲望が・・・
色んなスピーカーを試してみたい~
それなら、スピーカーを乗せるキャビネトが必要~
キャビネットを探したが適当な物が
無い~!!高い~!!
無いなら、作ってみよう~
道具も有るし
こんな感じで、ギターキャビネット作りに至った訳です。
製作のコンセプトは
”録って楽しむ”
”個性を楽しむ”
どうせ作るなら”宅録派”の自分に有った1発キャビ
オープンバックも、超気持ち良い音なのだが
録音することを考えバスレフに
そして、エージングカスタムペイントに・・・
色んな事を妄想しながら製作開始!
材の選定
候補は、構造用合板/ラワンベニヤ/ランバーコア/集成材/単板
どれにするか迷うところですが・・・
ランバーコアをセレクト
ランバーコアは
比較的比重が軽くて反りにくい、針葉樹系の集成材を
ベニヤでサンドイッチしたもの
ベニヤは硬い部類に入るので良く響き
サンドイッチされた集成材により
加工がしやすいのが選択理由です。
あこがれの単板は
高い、反りやすい
などなど
ハードルが高いので今回はパスです
残念・・・
ランバーコア材
1820mm×910mm×24mmのサブロク板を
前後、左右、上下部分の6枚に
カットします。
※サブロク板2枚有れば、2台分作れますよ
※丸ノコを使うなら、内側面(見えなくなる)を下に
してカットする事
下面はバリが出やすいのです
歯の回転が上から下へ
抜けるから、注意が必要です。
大工さんの丸ノコ用ジグです
ジグは簡単に作れて
墨に沿ってまっすぐ切れるので便利ですよ
設計図やイメージ図を見ながら
カットした材に墨付けを行います。
今回の設計は、非常に評価の高い
ボグナーの1発キャビネットを参考に
設計しました。
墨付けした材に
スピーカー取り付け用の穴(280Φ、12インチスピーカ取付け用)
バスレフポート取り付け用の穴 ( 70Φ)
ジャック取り付け穴(20Φ+50Φ)
取っ手取り付け穴を開けます。(5Φ)
大きな穴はジグソ-
小さな穴は、ドリルや自在錘などで空けてゆきます。
ジグソーは、上面にバリが出やすいので注意です
歯が下から上へ動いてカットするので
丸ノコとは逆です
ドリルでの穴あけも
下にもう一枚敷いておくこと
貫通時に、穴の裏側が痛むのを
防げます
ちょっとしたコツで
仕上がりが随分変わってきます
組み立てます。
ホゾを切って組んだり
木ダボを使ったり
方法は色々ありますが
今回はビス固定
ビスの長さの目安は材厚の3倍
ビスの頭が5mm以上沈む用に下穴を開けます
(面取りを行う時にビスが出てしまいます)
パテを使って、木目を潰したり
欠けを埋めて整形します。
グラインダーやサンドペーパーを使い面取りを行います。
一気にキャビネットらしくなりますね!
シーラーを使って下塗りを行います
塗装下地に必要です
イメージ図を参考にしながら
色のテストを行います
色んな組み合わせをテストしながら
わくわく
ペンキは乾くとイメージが変わるので注意が必要です
黄色をメインに塗ろうと考えていましたが・・・
大工さんの作業台を作った時
エッジの部分に黄色を使ったのですが
イマイチ!でした・・・
そこで、キャメル(黄河の流れ色)と薄めのブラウン(木の皮色)
の2色を使って渋めに仕上げることにしました。
参考にしたペンキ屋さんのサイトです。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/penki-store/howto/eijing.html
微妙な良い色がそろってます
エージング塗装のコツなども参考になりました
※黄色いのはマスキングテープ
色分けする際に使いました。
表面と裏面を取り付ける桟が必要です。
内部はシーラーのみの無塗装としました。
取っ手用の金具です
キャビネット専用の物はバカ高
しかも開口部が大きくなり過ぎるのでパス
キャビネットの上面に取り付けるタイプは
座ったり、譜面置いたりするのに邪魔なのでパス
散々探して、大きな建材屋さんで発見!
良いかも・・・
このままでは、面白くないので
エージング塗装をしました
ジャーン~サビサビでしょ!
黒と赤サビ色の2色を使い
黒い金物が、錆びた感じに仕上げました
錆びの茶色は、黒と赤サビを混ぜて
つくります。
プラ板からジャック取り付け用
部材を切り出して
ペイント
ワンオフでつくりました
ゴム足、バスレフポート、配線&ジャック
スピーカー取り付け用の鬼目ナットを
取り付けます。
そして、スピーカー
セレッションのヴィンテージ30を取り付けます
ヴィンテージ30です
グリーンバックやGTなども持っているのですが
まんべんなく音が出て癖が少ない優等生
セラミックですので、ガッツ有り、音固めです
スピーカ選びではこのyoutubeサイトのお世話になりました。
http://www.youtube.com/watch?v=9acguJjsgDg
組みあがりました!!
ジャ~ン
さっそく、試奏~~
wao~なかなかやるじゃん^^
アルニコのジェンセンp12に変えて試奏
??このキャビネットの雰囲気ではないですね~
ジェンセンはやっぱりオープンバックでないと
雰囲気が出ない?
リファレンスは、ヴィンテージ30に決定!
ここで終わりでは有りません!!
チューニングが必要です
チューニングが・・・
まずは
吸音材でチューニング
ウレタンゴム系の吸音材と繊維系の吸音材
2種類を用意しました。
建材用の吸音材を活用しました
キャビネット内に敷き詰めます
吸音材なし
繊維系のみ
ウレタン系のみ
ウレタン系との混合など・・・
さまざまなパターンを
シングルコイルのストラトと
ハンバッカーのレスポール
2本のギターで録音し
音を確認しながらチューニング
最終決定は
繊維系で全体を吸音し
ウレタンゴム系を裏面のみ重ね
ました。
繊維系で、音をやわらかくし
倍音を楽しみ
ウレタンゴム系で、少し艶を出す
こんなイメージです・・・
なしの場合は、まさにパキンペキンの音で×
繊維系は倍音が沢山出て気持ちよく
カッコ良い音ですが、少しうるさ過ぎ?!
ウレタンゴム系は、かなり強力に吸音
しかし、吸音力が強いのが
絶対良いとは限らないようです
やってみて分かったのですが
吸音材でここまで音が変わるのか~!
少々驚きました。
シングルコイルなら
繊維系のみでも気持ちよいかもしれません
ハンバッカーなら、ウレタンゴム系を増やして
艶と粘りを出す感じでなど
きりがありませんね・・・楽しい~~~^^
欲しい音に合わせて吸音材を変えるのも
有りですね!
個性を発揮できるところです
余り注目されてないのが不思議ですね
地味過ぎる
お金がかからなさ過ぎる?
次に、バスレフポートでチューニング
こんなサイトで勉強しました
http://www.diy-sound.net/bassref_calc.html
キャビネット内の容積とバスレフポートの
体積の割合で音が変わります
最初は15センチからスタート
録音を繰り返し
音を確認しながら
徐々に切り詰めながら
最終は6センチになりました。
低音と高音の混ざり具合の変化
音の抜けの変化を聞き比べながら
チューニングを行います
音がワイルドになったり
繊細になったり
吸音材同様
音がこんなにも変わるの!
正直驚きました・・・
バスレフポートも簡単に取り替えられるので
吸音材同様
それぞれの好みに合わせてチューニングできます
楽しい~~~^^
スピーカーはもちろんですが
材、構造、吸音調整
バスレフポート調整など
キャビネットの違いによって
音が物凄く変わる事を・・・実感!
論より証拠”体感”する事が大切
ですね。
自分のギターやアンプ
録音環境に合わせた
”世界で1つだけの、自分の音が出せるキャビネット ”
作ってみませんか!?
面白いですよ~~ ^^
ディープですよ~~^^
ご質問は気軽にメールして下さい (^O^)
ひとまず、完成
爆音を聞かされ続けて
ナッツ君♂
も少々お疲れの様子です
今後の予定は
材を変えて製作
今回は固めの材だったので
次は軟らかめのパインの集成材で
製作予定です。
裏板を2種類作って
バスレフとオープンバックの違いもチェック
耐久性を考えトーレックス張りにも
チャレンジ予定です
お楽しみに。
テストサウンドやオリジナルキャビネットを使って
録音した楽曲のアップなども計画中!!
ここまで手間を掛けるのは無理
でも”オリジナルのキャビネット”を作ってみたい
そんな方向けの、キットも計画中!!
お楽しみに ^O^)
今後も、音道楽を
応援して下さいね。
ジャ~ン
-
パイン集成材(25mm)のキャビネットが出来ました。
クローズドバックです~!
オープンバックです~!
裏面を2種類作って音の違いを確かめました
前回同様
レスポール&ストラトでの聞き比べ
V30とp-12での聞き比べを行いました
バスレフは60mm
吸音材は無し
マイクはSM57
インターフェースはローランドquad-capture
DAWは、STUDIO-ONE 2
バスレフポートや吸音材での
チューニングなしの状態でスタートです
wao!
良いね~ ^^
まずランバーコアとの違い
吸音材調整なしの生音でも結構いけます!
材の硬度や厚みの影響ですね
p-12との相性も抜群です!
オープンバックもクローズドも
どちらも有り
好みの音でした
クローズドでは
アルニコサウンドと独特の明るいキャラが
適度にタイトになり気持ち良い~
オープンでは、エッジがなくなり
なんとも爽やか爽快
いくらでも弾いていたくなりました
気持ち良い~
v30との相性も良いですね~
音の抜けが良くなり
原音がしっかり聞こえているな
そんな音ですね
ポートの長さのせいか
レスポールだと低音が出すぎ?
”どす”が利きすぎかもしれません
チューニングが楽しみです
v30のオープンバックは
ちょっとキャラ違い!?
軽いサウンドに・・・
極端に音が変わりますので
うまく使えば
うるさ過ぎない音が創れますね~
面白い!!
結論
材で音は確実に変わる!!
構造で音は確実に変わる!!
パイン材
すっかり好きになりました
チューニングを施して
またレポートします。
お楽しみに^^
今後も、音道楽を
応援して下さいね!
僕(ナッツ♂)からも
よろしくお願いしま~す!
ペコリ^^
続きはblogオヤジの道楽日記「感じるギターキャビネット」
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